DICカラーガイド

ご使用に際して

版数と色彩について

カラーガイド商品名の後についている「…版」の表示は、製造ロットを指します。例えば、「DICカラーガイド」も「フランスの伝統色」も皆、最初は第1版から始まりますので、その商品の発刊時期によって、既に10数版を数えるガイドや、まだ第1版、第2版のガイドもあります。
また、1つの版を完売した後、次版を発刊しますので、市場には常に「最新版」しかありません。
同じガイドでも版の違うチップは、製造時期の違い(⇒インキや用紙の変褪色)・印刷材料の違い(⇒顔料や用紙の微妙な違い)・印刷環境の違い(⇒印刷機の状態、印刷速度、温度、湿度)など様々な要因により、色の違いを生じることがあります。
また、「版」は同じでも、異なる場所や環境に置かれたガイドですと変褪色の度合いが違っている場合があります。
そこで、完全なカラーコミュニケーションのためには、チップそのものを添付して指定することが、何より重要といえます。

色指定の方法について

色指定に際しては、必ず実際のサンプルとしてカラーチップを切りとり、指示書などに添付してご使用下さい。色番号だけによるご指定は、上記のような理由から、思わぬ色違いの原因となります。
なお、DICカラーガイドシリーズご利用上発生した色違い等のクレームは、何卒ご容赦下さい。

プロセスカラーの表現について
(DICプロセスカラーガイド1000・カラーチャートシリーズ・プロセスカラーノート)

プロセスカラーの色彩は、4原色(Y:透明黄・M:紅・C:藍・B:墨)各色の網点%の変化(0~100%)とその重ね合わせにより表現されます。
品質管理には万全を期していますが、微細な網点(ドット)印刷のため、印刷時に若干のドットゲイン(印刷物の網点の面積が印刷原版のそれとは一致せず、一般的に大きくなる状態)が生じる等、振れが認められます。
網点%の表記は、カラーリプロダクションのための目安(近似値)として表示するものです。

インキ配合の変更について

DICカラーガイドシリーズは新版発刊毎にインキ配合の再検討を行い、より色再現が行いやすいよう配合の修正を行っております。ただし、見本帳に記載されているインキ配合は調色の際の目安です。実際の調色時には微調整が必要となりますので、ご注意下さい。

価格の変更について

商品の価格は、予告なしに変更される場合がございます。あらかじめご了承下さい。

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