プレスリリース

2018年7月30日

 

「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット」ver.4への改訂
およびガイドブック(第2版)を発行<



DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:猪野薫)とDICグラフィックス株式会社(社長執行役員:谷上浩司)、DICカラーデザイン株式会社(社長:田中俊一)は、「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット」をver.4へ改訂するとともに、ガイドブック(第2版)を発行しました。

DICグループは、2007年より東京大学 伊藤啓准教授監修のもと、塗装・印刷・画面表示の各分野において、カラーユニバーサルデザイン(注)の考えに基づき情報を色分けして伝えるときに用いる「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セット」の開発・普及に取り組んでいます。本配色セットは、塗装用はマンセル値、印刷用はCMYK値、画面用はRGB値の各色彩値を設定しています。東京大学のほか、一般社団法人日本塗料工業会、石川県工業試験場、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構と共に制作委員会を設け、各分野を横断した協力体制のもとで研究・開発・普及活動を行っています。

2009年より、媒体ごとの色再現特性を考慮して色合いを調整した塗装用のver.1、印刷用を追加したver.2、画面用を追加したver.3を発表してきました。路線図、公共施設のサイン、教科書、電子機器の画面、デジタルサイネージなどの色表示に幅広く用いられてきた使用実績を踏まえ、一部の色あいを再調整した改訂を行い、今回ver.4として発表しました。

<ver.3からver.4への変更点>

○塗装用:緑・青は印刷用との色あいの違いを小さくしました。茶色・グレーは再調整した緑・青と見分けやすくしました。
○印刷用:赤がオレンジに色フレしにくいよう調整しました。
○画面用:赤を黒と見分けやすくしました。それに伴い、その他の色も全て微調整しました。
○検証方法:色の見分けやすさの評価基準を調整して統一しました。また、ロービジョンの検証協力者を拡大しました。

利用者の皆様が、より効果的に本配色セットを活用できるよう、塗装用・印刷用・画面用の色彩値や使用例などの情報を冊子にまとめた実用的なガイドブック第1版(ver.3収録)は、2013年の刊行以来、これまで多くの業界で活用されてきました。第2版では、色あいを再調整したver.4を収録しています。それぞれの分野での具体的な使用事例とともに、カラーユニバーサルデザインに配慮したデザインのポイントなども掲載しています。本ガイドブックは無償配布するほか、PDFをDICグラフィックス社ウェブサイトより無償ダウンロードできます。

カラーユニバーサルデザイン

(注) カラーユニバーサルデザイン:多様な色覚に配慮し、どのような色覚の人にとっても比較的見分けやすい色の組み合わせを用いてデザインすること。

以上


このリリースに関する問い合わせ先

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    コーポレートコミュニケーション部
    TEL 03-6733-3033

    お客様からのお問い合わせ
    DICグラフィックス㈱ 企画開発グループ
    TEL 03-6733-5003
    DICカラーデザイン㈱ 企画制作本部
    TEL 03-6733-5549