プレスリリース
2023年2月6日
DICグラフィックス社、色見本帳アプリ
「DICデジタルカラーガイド」 を2月6日に大幅リニューアル
―DXに対応したカラーコミュニケーションツールとして、
より高精度なアプリにバージョンアップ―
DICグラフィックス株式会社(本社:東京都中央区、社長執行役員:甲斐敏幸、以下「DICグラフィックス」)は、色見本帳をデジタル化したアプリ 「DICデジタルカラーガイド」 を2023年2月6日に大幅にリニューアルしました。 「DICデジタルカラーガイド」Webサイト
「DICデジタルカラーガイド」は、国内シェア90%を誇る色見本帳「DICカラーガイド」のデジタル版アプリで、2010年のサービス開始以来、約95万の累計ダウンロード実績(2023年1月現在)があります。同アプリは、色見本帳「DICカラーガイド」全シリーズ2,230色の色情報の閲覧や、各基材の色の再現、インキの配合値や画像からの色検索機能など多数の機能を搭載しています。主に色を扱うデザインなどの現場で利用されており、印刷・出版、服飾・アパレル、建設業界やデザイン専門学校など教育分野においても活用されています。
このたびのリニューアルでは、従来の色見本機能や素材感も含めた色の疑似表示機能に加え、表面質感を表示する「エンボス表現機能」や、標準光源下への色変換を可能とする「キャリブレーション(調整)機能」など多数の機能をアップデートしました。
■リニューアルに伴う機能のアップデート
1)エンボス表現(質感表現)機能の追加
現行の色の疑似表示機能では、印刷する素材(厚紙・PETシート・金属・フィルムなど)を選択し、発色の特徴や違いを画像で疑似表示させることができます。今回のアップデートでは、さらに表面のエンボス表現(質感表現)の機能を追加し、より具体的に最終製品のイメージが確認できるようになります。
2)キャリブレーション(調整)機能の追加
キャリブレーションカード*を用いて撮影することで、太陽光、室内の蛍光灯、LEDなど様々な光源下であっても標準光源(D50)下と同じ色に変換することが可能です。これにより、撮影時の光源を気にすることなく、標準光源下での撮影と同じ色再現が可能になります。
*キャリブレーションカードは、別途DICグラフィックスの購入サイト(DICカラーストア)より購入する必要があります。
3)表示色空間の変更
従来の「sRGB」よりも35%大きい色空間を持つ「Display P3」に対応しました。これによりディスプレイ上の色表現がより鮮やかになります。
4)色検索エンジンの見直し
CIELab色空間上での色検索から、人間の輝度と色への順応機能を考慮した色の見え方モデル(CIECAM02)による色検索に変更し、より人間の感覚に合った色検索を実現します。
なお、今回の大幅リニューアルにより、色検索機能および画像からの色検索機能のサービスについては有料サービスに変更します。
■COLORGUIDE for Mac(Mac専用アプリ)の配信停止について
2013年7月にリリースした“COLORGUIDE for Mac”は、新しいサービスへ移行するため、2022年12月をもって配信停止しました。新サービスに関する情報は、今後DICグラフィックスのWebサイトにて発信します。
DICグループは、「彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに – Color & Comfort –」という経営ビジョンのもと、今後も社会やお客様のニーズに対応した製品やソリューションを提供し、広く社会に貢献していきます。
以 上
【ご参考】
■「DICデジタルカラーガイド」のアプリ概要
■DICカラーガイド(色見本帳)について
Webサイト:https://www.dic-global.com/ja/products/cguide/
■キャリブレーションカードの購入について
キャリブレーションカードの購入を希望される方は、以下の購入サイトよりお申し込み下さい。
DICカラーストアWebサイト:https://shop.dic-graphics.co.jp/c/index/gr5/dcg1
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DICグラフィックス株式会社
新事業推進本部
TEL:03-6733-5059 -